UIパターン10分で読める

ページネーション vs 無限スクロール:目的別の使い分けと設計パターン

ページネーションと無限スクロール(インフィニットスクロール)の使い分けと設計を解説。一覧ページのページング・「もっと見る」ボタン・無限スクロールの実装・ユーザビリティの違い・SEO・アクセシビリティへの影響など、コンテンツ表示のUIパターンを紹介します。

ページネーション無限スクロールUIパターン一覧UIUX

一覧ページで大量のコンテンツをどのように表示・分割するかは、UXに大きく影響します。ページネーション・無限スクロール・「もっと見る」ボタンのそれぞれに異なる特性と適用シーンがあります。本記事では、これらのパターンの使い分けと設計のポイントを解説します。

ページネーション(Pagination)

特長:

  • コンテンツを明確なページに分割
  • ユーザーが特定のページに直接アクセスできる
  • ページの先頭・末尾に戻りやすい
  • SEOに有利(各ページにURLがある)

向いている場面:

  • 検索結果(特定のアイテムを探すユーザー)
  • ECサイトの商品一覧(比較検討・戻る操作が多い)
  • テーブルデータ・管理画面
  • 比較的線形に閲覧されるコンテンツ

ページネーションのUI設計:

「前へ」「次へ」ボタン + ページ番号のリスト(最初・最後・現在の前後1〜2ページ + 省略記号)が標準パターンです。

← 前へ  1  2  ...  5  [6]  7  ...  12  次へ →

モバイルでは省略して「← 前へ」「次へ →」の2ボタンのみにすることもあります。

表示件数の設定:

「1ページあたり20件」などの件数設定と、総件数・現在の表示範囲(「121〜140件 / 全378件」)の明示が重要です。

無限スクロール(Infinite Scroll)

特長:

  • スクロールするだけで次のコンテンツが自動で読み込まれる
  • ページ遷移の摩擦がない
  • コンテンツへの没入感・スムーズな体験
  • フッターへのアクセスが困難になる

向いている場面:

  • SNSフィード(Twitter・Instagram・TikTok)
  • ニュースフィード
  • 発見型コンテンツ(明確な終点を求めない探索)
  • エンターテインメント・動画コンテンツ

実装の注意点:

  • フッターリンクへのアクセスが妨害される → フッターは別の方法でアクセスできる設計が必要
  • 特定のコンテンツへ戻れない → スクロール位置の保存・「○件目」のインジケーター表示
  • ブラウザの「戻る」ボタンで一覧に戻ると最初に戻る問題 → スクロール位置の状態保存

ローディングインジケーター:

スクロール下部でのデータ取得中は、スピナーまたはスケルトンローダーを表示して読み込み中を示します。

「もっと見る」ボタン(Load More)

特長:

ページネーションと無限スクロールの中間的なパターン。「もっと見る」ボタンをタップした時のみ追加コンテンツを読み込みます。

向いている場面:

  • ユーザーが「十分見た」と判断して止められるコンテンツ(記事一覧・レビュー)
  • 無限スクロールのフッターアクセス問題を回避したい場合
  • ページ読み込みコストを削減したい場合

ボタンのデザイン:

「もっと見る(残り○件)」のように残件数を表示することで、ユーザーの探索意欲を管理できます。

SEOへの影響

ページネーション: 各ページにURLがあるため、検索エンジンがすべてのコンテンツをクロールしやすい。rel="next" / rel="prev" のlink要素での補助が推奨です。

無限スクロール: 追加コンテンツがJavaScriptで動的に読み込まれるため、検索エンジンが認識しにくい場合があります。Progressive Enhancement(最初のページのコンテンツはHTMLで提供)での対応が必要です。

アクセシビリティ

ページネーション: ナビゲーションを

関連記事

実際のUIを見てインスピレーションを得る

UI ZUKANのギャラリーには、国内主要アプリのUI画面を豊富に収録。 記事で紹介したUIパターンを実際の事例で確認できます。

ギャラリーを見る